持続可能な農業

10年前に農業を始める時にデザイナーの叔父さんに作っていただいたロゴマーク

 

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稲とニワトリ。 畜産と稲作、大地との循環をロゴマークで表している。

 

田んぼから生み出されるものは、余すところなく養鶏に活かされている。 ワラは堆肥熱育雛に必要不可欠だし、籾殻は敷料に、人が食べない規格外の米や、精米で出る米糠は鶏の餌になる。

 

そして秋、収穫の終わった田んぼに反あたり、400キロの完熟発酵鶏糞を散布している。 慣行農法に比べれば収量は少ないが、年々増収し、特に天候不純で不作の時も、安定してとれている。

 

現代の畜産は、トウモロコシをはじめ、餌を輸入飼料に頼り、また、化成肥料もその多くが輸入である。

 

この仕組みは海外の情勢や相場などにかなり影響を受けるし、片方の土地は痩せ、一方は窒素過多になると思う。

 

永続性というところを考えると、その地域で循環し完結する農業が私は良いと思う。

 

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 私の行っている養鶏は農業養鶏というものだ。

鶏の羽数と、耕作面積のバランスを大切にし、養鶏を農業に組み込み、相乗効果を狙い、永続的に成り立つ農法を目指している。

 

米作りはやりはじめて10年、まだまだ満足のいく結果は出せていないが、稲とニワトリのシンボルマークに負けないように取り組んでいきたい。