地域資源ってなんだろう?

今日は本間農園のアンテナショップ。「こまど 仮名」のプレオープンの日。

 

f:id:inetoniwatori:20200902203512j:image

 

農園を始める時、終の住処と決めた、佐賀県神埼市脊振。

豊かな自然と人情を気に入り、住み着いて16年。

当初は商店も何軒かあったし、美味しいラーメン屋もあった。

 

脊振村時代に当時の村長のリーダシップの元、積極的な移住政策を行い、子育て世代の人口が増加。

全国メディアにも取り上げられた。 

山を越えれば福岡で、通勤圏内には佐賀市久留米市鳥栖市など、同じ中山間地域ではあるが、移住候補地としてのポテンシャルは高い地域だと思っている。

 

平成の大合併神埼市になってから移住政策はなくなり、年々人口の減少と過疎化が進んでいる。

 

このことについては言いたいことはあるが、ここでは書かない。

 

さて、最近良く耳にする、地域資源とはなんだろう? 

 

色んなところに行って、その土地の特産品やご当地グルメを食べると、わいてくる思いがある。それらは最初から存在していた訳ではなく、それを生み出した人は確実にいた訳で、その動機や想いに触れたくなる。

 

伝統工芸や、民芸品などは比較的厳しい地域、ハンデを持った地域に多いと思う。 それは、耕作には適さない山間地だったり、冬には雪に覆われる場所だったりする。 食べていくため、暮らしていくため、その様なハンデを補うために知恵をしぼり、手を動かして生み出されたのだと思う。

 

もっと暮らしやすい場所、食べていける場所を求めて移動した人もいる中で、その場所で生きる!と覚悟を決め、情熱を注がれて生み出されたのが、民芸品や特産品、郷土料理だと感じる。

 

そんな背景や歴史を知ったり感じれた時、時間を超えて、その場所で生きてきた人々の想いに触れれた気がして、すごく嬉しくなる。

 

それは、自分達自身。中山間の過疎地に分類される土地で、新たな特産品作りにチャレンジし始めたからこそかも知れない。

 

f:id:inetoniwatori:20200902210356j:image

 

続く。